年賀状ができるまで
suffix_dpo DESIGNチーム
ブログを書かせていただくのは初めてとなります、デザインチームのKです。
この文章を書かせて頂いているのは年が明けたばかりの1月。
多くの方が実家に帰省したり、お餅を食べたりとのんびり過ごされたことと思います。
みなさんはお正月に年賀状を出されていますか?
小学、中学あたりまでは年の暮れにこたつでぬくぬくしながらハガキに向き合い、必死に描いていた記憶がありますが、今では描く機会もめっきり減っていってしまいました。しかしながら、最近は知人に向けてSNS上で年賀状を出すようにしておりまして、デジタル上で新年の挨拶をしています。そこで、今回の記事ではこのブログをご覧になっている皆様への挨拶を兼ねて、「今年に私が出した年賀状が出来るまで」をお話ししたいと思います。
今年の干支は「辰(たつ)」です。昇り竜といった言葉もあったり、なにかと縁起の良い生き物ですね。
主な構成要素は「HAPPY NEW YEAR」や「謹賀新年」といったコピーと、モチーフの「龍(辰)、ドラゴン」の2つ。
いい一年が始まりそうなありがたい感じの年賀状にしたいな、とか考えながらラフで数案描いていきます。
そうして検討に検討を重ねて、、
大空に龍が飛び上がっていく案に決定。
余白を活かした広々としたデザインにしたいと思います。
ラフをもとにIllustrator上でデータを作っていきます。
紙とペンの利点もたくさんありますが、PC上でつくる利点はやはり色の検討と複製の気楽さですね。

左からつくりましたが、新年感が皆無だったのでお正月感ある色で再配色。
期せずして2022年より刷新された紅白歌合戦のロゴの色合いに近しくなりました。あちらは佐々木俊さんのデザインで品があり、素敵なお仕事で尊敬です。
こちらを叩き台としてもう少し詰めていきます。
こちらで働き始めてからまだ半年も経っていませんが、余白の意識やフォントの選択が自分にはまだまだ勉強不足だなと痛感する日々です。
まだまだぺーぺーの自分のこのブログに対するデザインチームの反応にもびびっております。。
そんなこんなで、余白に神経を使いつつ、完成したのがこちら。
細部の微調整に加え、竹やテクスチャを追加してもう少し情報量を増やしてみました。
新年のおめでたい感じと空の広さが出ていれば幸いです。
制作を終えて、やはり余白の意識の弱さとフォントが課題だと感じました。
今年はもっともっとビシバシ精進していく所存でございます。。
それでは最後に、先日森美術館でみたキースヘリング展でいいなと思った作品をひとつ、
《ヒロシマ 平和がいいに決まってる!!》 1988年
純朴なメッセージとキースヘリングのシンプルなラインが組み合わさり、牧歌的なイメージで和やかな気持ちがダイレクトに伝播してくるようです。今の世の中だからこそ普段からこんなスタンスで過ごしていきたいと思います!