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デザインされた文章

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「良いデザインをするデザイナーは、文章を書くのも上手いのではないか?」


私はブログやSNSの投稿を読むのが好きでよく見るのですが、
文章が上手い人は読み手のことを考えているのが文章から伝わってきます。


デザインの仕事において文章力は、デザインの意図を言語化する(クライアントに伝える)場面で重要です。
ただそれだけでなく、デザイン自体にも直結するのではないかと最近感じています。


そこで、冒頭の「デザイン力=文章力なのではないか?」という考えに至りました。


デザインも文章も、


・簡潔に伝わること
・整頓された見た目であること
・ミスや違和感がないこと


=受け手の見え方を想像する作業が大切です。


このように、デザイナーは文章を「デザイン」できる人が多いのではないでしょうか。


ここからは実際に「上手い文章」とは具体的にどんなものなのか、考えてみたいと思います。


1.簡潔に伝わる


・分かりやすい言葉が使われている

・一文はなるべく短く1〜2行で言い切る


2.整頓された見た目である


・一段落は3〜4行にする

・段落ごとに行間をあける

・同じ文末が続かないようにする

・ひらがな、カタカナ、漢字のバランスが考えられている

→漢字ばかり(ひらがなばかり)では読みにくいため、程よく使用すると良いです。
 あえてひらがなを多く使用することでやわらかい印象にするなど、
 伝えたいニュアンスによって印象をコントロールすることも可能です。


3.ミスや違和感をなくす


・意味が重複していない

・誤字脱字がない

→自分で頭から読み返してみると、意外とミスや無駄な要素が多くあることに気付くと思います。


以上を踏まえると、文章の中身よりも読みやすさや見た目が重要であるように思いませんか?
これこそが文章を「デザイン」するということ。


上記を意識するだけでも、すっきりとした読みやすい文章を書くことができます。
「読む」より「見る」に近いような、ある程度感覚的に読めると気持ちが良いですよね。


今回のブログが、読んでくださった方にとって読みやすい文章であれば幸いです!


ちなみにですが、サムネイルの文章はMacのフォント見本でも有名な
宮沢賢治著の「ポラーノの広場」という小説の一節です。


著作権保護期間が過ぎている作品で、青空文庫さんで全文公開されています。
文章のデザインにぜひ活用してみてください!

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