キム・ギドク
Creative Member DESIGNチーム
こんにちはYです。
友人と映画の話をしていたら
「キム・ギドク、コロナで亡くなっちゃったね」という話を聞きました。
韓国映画を世界レベルに引き上げたキム・ギドク監督の貢献度は、
すごくあるなと思う一方で、一昨年頃から大変なスキャンダルが暴かれ、
SNSの#MeToo運動などで監督への信頼度は急落、
時代錯誤的で残酷だという批判が高まりました。
「暴力的な映画には耐えられても、暴力的な人格を我慢してくれる時代は終わった。」
という東亜日報の記事の通り、哀悼がタブーのようになっているわけです。
功績よりもその過程に問題がありすぎたと。
韓国映画界から追放状態となり、ラトビアに移住する計画の最中、
同地での新型コロナ感染による死去。
日本ではあまり大きなニュースにはならず、知らなかったです。
しかし、個人的には『春夏秋冬そして春』や『弓』という作品に
大変な影響を受けているのも事実。複雑な気持ちです。
特に『弓』の最後に表示される監督のメッセージは本当に好きでした。
それだけ紹介して、締めくくりたいと思います。
ピンと張った糸には、強さと美しい音色がある
死ぬまで弓のようにいきていたい
キム・ギドク 12番目の作品