佐藤オオキのスピード仕事術
Creative Member DESIGNチーム
こんにちは!Yです。
『佐藤オオキのスピード仕事術』(日経ビジネス人文庫)を読みました。
佐藤オオキさんは、デザイン事務所nendoを主催するデザイナーです。
2006年のIFFT(家具の見本市)の椅子の影を床にプリントした展示で
すごく面白かったのを未だに覚えています。
当時はインテリアデザイナーとしてのイメージが強かったですが、
プロダクト、建築、グラフィック、ブランディングと仕事の場を広げ、
ラジオ番組を持っていたり、メディアに出る機会も少なくないので、
名前を聞いたことがあるという方もいると思います。
そんな佐藤オオキさんの著書『佐藤オオキのスピード仕事術』ですが
最近文庫化されたので購入。読みやすくて何度も読み返しました!
仕事のスイッチの入れ方、最初にどれだけ"使える情報"収集ができるかどうかなどの、
デザインをする上でのスピードアップの秘訣などが紹介されています。
ただ、本書が面白いのはスピードアップについてのノウハウよりも、過去の仕事の実例を紹介するくだりです。
本書の半分を占めるくらい、その実例紹介が多いです。
例えば、他のスーツケースメーカーが重点を置いていない車輪に注目し、
「静圧タイヤ」と名付けて新けて新しい価値をデザインしたプロテカのスーツケースなど。
とにかく気配りあふれる発想で、人々を穏やかな気持ちにするデザインをつくる、
そんな実績が評価につながっているのがよく分かる内容です。
今も超スピードでアウトプットを続けている佐藤オオキさん。
私も目の前のプロジェクトを超スピードで進めたいと思います♪