PARCOポスター展と石岡瑛子
Creative Member DESIGNチーム
こんにちは!デザインチームのYです。
昨日、池袋のPARCOに行ったところ、
1Fから7Fまでの階段の踊り場を利用して、
歴代のパルコ広告ポスターを一挙公開!という、
レアなポスター展を目撃しました。
各ポスターにクレジットの記載は無かったので、
誰がいつ制作したのか、ほとんど分からなかったのですが
それでも50年の歴史を感じるポスターたちは見応えがありました!
そんな中、デザイナーの石岡瑛子さんの手掛けたポスターは
クレジット無しでも分かるくらい際立っていました。
石岡瑛子さんはアートディレクターとしてパルコなどの広告を手がけていましたが、
その後、映画衣装でアカデミー賞衣装デザイン賞を取ったり、北京オリンピック開会式の衣装を手がけたり、
世界的には映画衣装・舞台美術のデザイナーとして有名です。
私は石岡さんが亡くなられる前に、一度トークショーに行ってお見かけしたことがありましたが
まわりからモンスターと呼ばれていたほど、パワーに溢れた女性でした。
石岡さんのパルコのポスターの中では、特に浅野温子さんを起用した1989年頃のポスターが好きです(↑写真左下)
カメラマンはハーブ・リッツ、肩にカラスを乗せていて、『はじめは恋、あとで愛。』というコピーが入っています。
このコピーを考えた人は、魚住勉さんというコピーライターで、
実は浅野温子さんの旦那でもあるんですね!びっくり。
1枚のポスターにも様々なストーリーがあるものですが、
階段の踊り場での展示のせいか、観てる人が誰もいなくて残念でした(笑)
先人の残した仕事を、次の世代が引き継いで、また新しい時代を作っていく。
そんな広告を、これからも楽しみにしています。