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トイレマークのデザイン

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トイレマーク01
日本の「トイレマーク」といえば男性は青色、女性は赤色に色分けされていることが一般的ですが、
最近は男女とも同色のピクトグラムをよく見かけるようになりました。


スタイリッシュで魅力的な反面、一見して男女の判断がつかず間違えて入ってしまった経験がある人もいるようです。


そもそもこの「トイレマーク」をはじめとするピクトグラム誕生のきっかけは、1964年の東京オリンピックです。
五輪をアジア圏で初めて開催するにあたって、世界中の人が一目見て理解できるようにと文字に頼らないピクトグラムが考案されました。


特にトイレは、小さな子どもから高齢者、障がい者、外国人など様々な人が利用する場所であり、
切羽詰まった状態で駆け込むことも少なくありません。


では、誰もが初めての場所でわかりやすく、そして迷いなくトイレを利用できる「トイレマーク」とはどんなものでしょうか。
そして、なぜ男女を間違えてしまうデザインが増えたのでしょうか。


①空間に合わせたデザイン

おしゃれな施設にいかにもな青赤のピクトグラムを設置してしまうと場の雰囲気を損なうといった理由で
周囲に溶け込む目立たない色形にしたり、
キャラクター性の高いもの、動物のイラストで表現したマークなど人型のピクトグラムではないデザインも多く存在します。


②ジェンダーレスなデザイン

男性が青色・ズボン、女性が赤色・スカートという決めつけが時代にそぐわないという考えで
色分けをしない、シルエットを単純化するデザインが増えたようです。


いずれもじっくり楽しんで見ることを前提としたデザインで、一瞬の判断には向いていないように思います。
一瞬で確実に判断するためには、特に色の視認性は重要なのではないでしょうか。
駅やショッピングモールなどの広い空間において、ただ青色と赤色が並んだマークが遠くでぼんやりと見えただけでも
それがトイレの場所を表すサインだと認識できるためです。
トイレマーク02


探している時にはすぐに見つかり、
気にしていない時には気付かれないサインこそ、良いデザインなのではないでしょうか。


外国では形で判断するのに対し、日本人は色で判断する人が多いのだそうです。
JIS規格(日本で定められた国家規格)でも、男性用トイレが青色、女性用トイレが赤色というのが一般的で、
色分けをしたマークが日本で使用する場合に一番適した「トイレマーク」といえます。
しかしこのJIS規格は推奨であり必ず従う義務ではないために、様々な色の「トイレマーク」が存在しているのです。


今後も「トイレマーク」の多様化は広がっていきそうですが、
デザインの新しさを求めつつも、ユニバーサルな視点を排除しない「トイレマーク」が増えてほしいものです。

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